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2006年11月27日 (月)

結婚したら、

 結婚して三年、あっ、いや違った(こないだの結婚記念日に、何年目か覚えてなくて夫にぬるい笑顔で指摘された)、四年になります。

 結婚した当初、職場の大先輩(女性)に、

「子どもの予定は?(←ビッグなお世話だ)

 最初の何年かは夫婦二人きりで楽しもうなんて考えてるなら甘いわよ。(←楽しもうって、そんなこと考えてるなんて一言もいってないんですけども)

 いざ子どもを作ろうとなったら、なかなかできなくて、不妊治療に何年もかかるってことがありうるんだからね!(←え、突然なにを言い出すの?)」

 そういや、いま思い出したけど、このひと、ひとの結婚指輪を見て「あらー、三万円はしそうね」なんて失礼なこと言いやがったんだった。


 さておき……このあと、このひと本人がそうであり、結婚三年、そろそろ作ろうかと思ったら不妊症で、ようやく一人目ができるまで、結局八年かかったという話をされまして。

 つまり、


「結婚したら、まず子どもが生める体かどうか、夫婦ともども検査してもらいなさい!」

 と、おっしゃるのです。

 いや、自分なりに考えのあることは別として、たいがい真に受けちゃうわたしのことですから、そのときは、ははあ、なるほどごもっともだなあ、なんて(言い方の押し付けがましさを差っぴいても)思ったんですよ。

 けどもね。

 昔、やはり「誕生日には歯の定期検査を!」というポスターを真に受けて、歯医者に行ったら、

「どこが痛いんですか?」

「いえ、べつにどこが痛いってわけじゃないんですけど……」


 受付のおねーさんに、すっげえイヤな顔されたことがありまして。
 定期検査をお願いしたいんですけど、と言っても、「は?」みたいな怪訝な顔、そのときのいやーな感じといったら。

 だからつまり、なんかね、
「いますぐ子どもがほしいわけじゃないんだけど、わたしって、子どもを産める体ですか?」
 なんて、は? て顔されるんだろうなあ、と思うと、なかなか億劫で。
 わたしよりずっと子どもをほしがってる夫でさえ、「家を建てて親と同居して子どもを迎える用意ができてからでいいよ」と面倒がってました。

 さて。
 家を建てるめどがつき、んじゃ、子どもを作りましょうね、となったのが、二年前……もっと前か?

 全然、できないかったんですよ、これが。
 ものの本を読むと、普通に結婚生活してればすぐにできるみたいなことが書いてあったりしたんだけども。

 半年が過ぎ、ちょっとあせりだし、基礎体温だけではだめかと、排卵日を調べる検査薬を買ってきて、狙い撃ち(おい)してもなお、また半年がなにもないままに過ぎ。

 もう機能的にどこか問題があるのかもしれない、と、夫と一緒に、産婦人科へ行きました。

 なんつーかもう、はからずも忠告どおりの道をたどったというか。

 数ヵ月、産婦人科に通い、幸いにも妊娠できました。

 子宮に造影剤をいれる検査(バリウムの子宮版みたいなもんか?)のとき、造影剤のために、一時的に卵管の通りがよくなり妊娠するケースが多いと聞きまして。

 この検査、子宮にいれるのはたかだか6cc程度の造影剤なのに、重~~~~~~~~い生理痛のような痛みがあるんですよね。

 かなりイヤな検査ではありましたし、夜になってもまだ腹が痛かったけど、計算すると、やっぱりその日に受精したんじゃないかなあという。

 ……しかし、妊娠がわかっても、素直によろこべなかったなあ。

 それまで、もしかしたら子どもが産めないんじゃなかろうか、という不安にひとりで涙し、周囲では、職場や親戚の「妊娠しました」「子どもが生まれました」のお知らせが相次ぎ、そのたびに、どんな思いをしたか、妊婦を見るたび、どんな黒々とした雲が胸にたちこめ、どんな気持ちでそのまるいお腹を見ていたか。


 夫は「それなら養子を迎えてもいいんだから」とわたしにプレッシャーを与えないように言ってくれましたし、義父母からもけして孫を催促するような言葉をわたしに言わないよう釘をさしていてくれましたけど。


 それでもやっぱり、妊婦を見るときには、わたしは暗い目になっていたことでしょう。

 そうして、妊娠がわかったとき、そのときのわたしの眼差しが、そのままくるりと反転して、自分にむかうのを感じたんですね。

 だけど。

 それでわたしが、不妊治療中のひとにたいしてどんな感情を抱いても、あまり意味のないことだよなあ、誰かが幸せになるわけでもないんだよなあ、とも考え、

 素直に、宿った命に感謝しよう。

 そう心から思えるまで、だいぶかかってしまいました。

 まだまだ産みたい。

 今回は帝王切開だったので、次は下から産みたいなあとか、一人目ができるまで二年近くかかったのだし、次がスムーズにできるかどうか、やっぱり不安ではあるなあとか、いろいろありますけども。

 まだまだ産みたいです。

 いまのこの気持ちを、忘れないようにしたい。

 ところで、帝王切開だったのだし次の妊娠まで最低一年間は避妊したほうがいいと言われていますが、夫いわく、

「ひとりめに二年近くかかったんだから、それを考えると、

 もう(子作り)はじめてもいいんじゃないの」

 えーと、それはいくらなんでも怖いので、ちょっと待て。

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