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2006年12月 7日 (木)

帝王切開の思い出(2)

 さーて。
 帝王切開当日です。

 9時前に来てくださいね、と言われてたんですが。

 時間ギリギリで、夫が、



「大事なザリガニが脱走した!」

 と。



 えーと。
 なんか珍しいザリガニを夫はペットにしてまして。
 大事な血統のメスが水槽を脱走して、見当たらない、とおっしゃる。9時10分前にな。

 ま、たしかに産院はわりと近所ですよ。
 車で10分弱。
 結局、全長10cmほどのザリガニを探して夫は家中をうろうろし、発見できないままあきらめて出発。
 産院についたのは9時15分。

 誤算だったのは、すぐに手術準備にはいるのかとばかり思っていたら、まず健診をしてから、だったため、普通に外来の待合で待たされたこと。

 一時間近く待たされて、
「だから9時前に来いって言われたんだよ……」
 とさすがに夫に不平をもらすと、
「9時前に行かないと待たされるって言わなかったじゃない」


 おまえ、その言い草ってありなのか? ありなのか?

「……もういいから、ザリガニ探しに家にもどったら?」

 正直、となりで夫が、見つからなかったザリガニのことでやきもきしてるんじゃないか、なんて考えてるよりは、この場にいないで家でザリガニでもなんでも捜索しててくれたほうがよっぽど気楽なので(そのかわり一生「わたしが手術っていうときにあんたは……」て言うがな)、何度もそう言ったんですけども。

 さすがに気が引けるのか、かたくなに、
「いや、いいから。ザリガニのことはいいから」
 と言ってました。

 さて、健診では、再度エコーで、さかごであることを確認。
 ここでさかごがなおってたら、どうしたんでしょうねえ。そこを質問しそびれた。
 おうちにかえされて、普通に陣痛がくるのを待つことになったのか、それはそれとして、陣痛促進剤かなんかで、さかごがなおってるすきに生ませちゃうのか。

 さらに、もう一度、帝王切開にする理由、手術について、などを説明され、同意書を書いてから入院病棟に案内されました。

 ああ、そういえば、エコーで赤ちゃんの状態を見ているときに、
「普通は頭を下に……ああ、さかごが悪いというんじゃないですよ、これが赤ちゃんには一番居心地がいいから、こういう状態になってるんであって……」
 と、さかごは「異常」だと妊婦に受け取られてはいけない、と気にしている様子がうかがえましたね。

 もちろん、そんなふうに、「ぽろっと」はあるのだけれど、妊婦にたいして一生懸命気遣いをしようとしている、やっぱり良い産院だと思いました。

 さて入院病棟では、陣痛がきてる妊婦じゃないから、わりとのんきに施設案内をうけましたよ。
 無料で飲めるコーヒー、紅茶のことやシャワー室のこと、入院中に使用する下着類などなどはすべて病院から支給されること等々。

 その後、専門学校かなんかの学生さんが研修にきてるそうで、剃毛と浣腸を見学させてもいいか、もちろんイヤなら断って、という申し出があったんですが、ちょっと考えて、お断りしました。
 数日前の『カンチョウ』で書きましたけど、この時点では、まだ2リットルのグリセリン浣腸をすると思ってたので、ちょーっとなあ、そそうしたら怖いしなあ、というわけで。

 ああ、そういえば、まだ生んでないのに、わたしのことを「ママ」と呼ぶ看護婦さんがいて、それはけっこう抵抗があったなあ。
 説明の仕方とかが、フレンドリーというか夫は「なれなれしい」と言ってたけども、観光地のご案内っぽくてわたしは笑っちゃってたけども、その看護婦さんが、「これはママが使うなんたらで……」というのが、ちょっとイヤだった。

 どこかで、「ちゃんと生まれてこなかったら……」「死産だったら……」なんて悲観的なことを考えていたので、「ママ」と呼ばれることが、「ママになれないかも」という不安をあおってくれちゃったなあ。

 うん、あの産院に不満があるとしたら、その一点ですね。
 それ以外のことについては(退院時、便秘薬を処方してほしいといってあったのに、けろりと忘れてたこととか)勘弁してやってもいい。

 話があっちこっちいきました。


 さてさて。
 浣腸のことはすでに書いたので、剃毛ですけども。

 なにかで「最近はカミソリでは剃らない。皮膚についた細かい傷から感染することもあるから」なんて読んだとおり、バリカンのようなもので、「剃る」というより「刈る」感じでした。
 そして、おそらく経膣分娩のときに剃る場所は剃らず、剃り残す場所を剃ったって感じですね。

 浣腸もふくめて、終わってみると、
「なあんだ」
 という感じで、見学、させてあげてもよかったかな、と思いました。減るもんじゃなし、ねえ。

 このあと、出すもの出したり、点滴いれられたり、前夜から「水も飲んじゃダメ」がつらかったけど(うがいするとだいぶラクになった)、まだまだそんなつらさは、鼻くそみたいなもんだと実感するのは、次で書きます。

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