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2012年11月 2日 (金)

うちのしまっちゃうおじさんのこと。

小さい子のいるご家庭では、だいたい居るんじゃないかと思います、悪い子や夜寝ない子がいるとやってくる怖〜い存在。
「悪い子はオバケに連れてってもらうよ!」
のたぐい。

子どもを産むまでは、実は否定的でした。
そういう、恐怖を使って言うことを聞かせるの、いくない。
なんて眉をキリッと思ってました。
絵本の『ねないこだれだ』さえ苦々しく思っていたくらい。

けども、なにかで「壁の模様を見て怖いものを想像してしまうのも、想像力を養うのにいい。だから子どもが可哀想だからと真っ白な壁にする必要はない」なんていう話を読みまして。
なるほどなあ、と思う部分があったんです。

子どもの頃、壁の木目が怖かった。
けども、怖いから、怖くない方向に一生懸命想像を働かせたんでした。
だいたいは、ご先祖様が見守っている、怖い顔なのは今日自分が叱られるようなことをしたからだ、みたいな方向に持っていって。
怖くない怖くない、悪いことしてないもん怖くない、とか。
怖くない怖くない、悪いことしたけどご先祖様がそんなひどいことするはずがない、とか。
さらにご先祖様がこんなふうに言ってきたらこう答えよう、こういうことしてきたらこうやって逃げようこう言って勘弁してもらおう、
なんて、毎晩ひとり想定問答。

それが良かったのか悪かったのかはひとそれぞれでしょうが、正直なところ、生来から頭の回転トロいわたし、それでも人並みにやってこれたのは、このとき培った想定力のおかげじゃないかなあと思います。

長い前置きでしたが、そんなことに気付いたある日から、
「寝ない子は○○が来て連れていっちゃうよ!」
解禁。

わたしの場合は、しまっちゃうおじさん。
大好きな『ぼのぼの』に出てくる、というかぼのぼのの怖い空想のなかに登場する、しまっちゃうおじさん。
外見はスナドリネコさんに似てる気もしますが、ハイエナかヒョウかなんからしい。
きみはもうダメだよ、○○だからね。さあどんどんしまっちゃうよ〜
と言って、子どもをどんどん狭い(というか体育座りでジャストサイズくらいな)岩屋にしまってフタしちゃうのだ。ああこわい。

これを、寝る時間を過ぎても遊びをやめない子どもたちの前で、ふと時計を見上げ、
「ああ、しまっちゃうおじさんが来るよ」
残念そうに言います。

最初のうちは、なにそれー、いないよそんなのー、と言っていた子どもたちなんですが。

「○時にうちに来るんだよ。そのときまだ起きている子はしまわれちゃうの」

えー、どこにー?

「しまっちゃうおじさんのおうち。おうちの中には戸棚がたくさんあってね、子どもはそこにしまわれちゃうの」

……このへんから、オリジナル設定というか、ほかのおぼろげな記憶の民話やらが混ざりはじめます。

「しまっちゃうおじさんは、サンタさんそっくりの格好してるんだけど、色は黒なの。
 サンタさんがプレゼントを入れている大きな袋をしまっちゃうおじさんも持ってるんだけど、しまっちゃうおじさんは子どもを入れて、連れてかえるの」

「しまっちゃうおじさんが来たとき、大人が起きていて、
 うちの子はちゃんと寝てますよ、
 て言えば連れていかれないけど、こんなにうるさくしてたら、寝てないのがしまっちゃうおじさんにわかっちゃうよ」

今やすっかり、
ねえしまっちゃうおじさんが来る時間?まだ来ない?
ねえしまっちゃうおじさんにしまわれたら、ご飯もらえる?おやつは?
なんて子どもたちからディテールを聞いてきます。

「ご飯もおやつももらえないよ。
 ママも子どもの頃、一回だけしまっちゃうおじさんにしまわれたんだけど、何にも食べさせてもらえなかった。
 それにね、しまっちゃうおじさんの家でなにか食べると、おうちの人が迎えに来ても帰れなくなるの」

ママもしまわれたの?
どうやって帰してもらったの?

「ママのおうちの人が迎えにきてくれたの。
 しまっちゃうおじさんは、迎えにきたおうちの人にクイズを出すんだよ。
 正解したら、子どもをかえしてもらえるの。
 でも、迎えにくる前にしまっちゃうおじさんの家でなにか食べてたら、クイズも出さないし、子どもはかえしてもらえないの」

ママは、クイズ知ってる?

「知ってるよ。だから、しまっちゃうおじさんに連れていかれても、ちゃんと迎えにいくからね」

……そう言うと子どもたちは安心したように笑うものの、連れていかれて戸棚にしまわれるということじたいは怖いですよね、
「さあ、しまっちゃうおじさんが来る時間だよ」
やっぱり慌てて寝る支度をして布団をかぶります。

いつかわたしの本棚にある『ぼのぼの』を見つけ、しまっちゃうおじさんの元ネタを知る日もくるでしょう。
全然違う!と怒るかもしれません。うん、全然違うさ。

けどそれまでは、しまっちゃうおじさんの黒いサンタ服姿や、おうちのズラリと並んだ戸棚、どんな食べ物があるのか、ママはすぐ迎えにきてくれるだろうか、なんてことをぐるぐる考える夜もあるでしょう。
そのぐるぐるは案外あとで役に立つよ、なんてことはいいません。

だって、

そりゃあぶっちゃけ、しまっちゃうおじさんがいてくれたほうが寝かしつけラクなんだもんてへぺろ。

ところで、しまっちゃうおじさんが迎えにきたおうちの人に出すクイズも、考えてあります。

Q:どうして子どもを迎えにきたのですか? 寝ない子、悪い子なのに。

答えも、ちゃんと用意してありますけど、ここでは内緒です。

お越しくださりありがとうございます。
本日はこのへんで。
ごきげんようごきげんよう。

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