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« 冷えとり体験というにはだいぶ足りないけれど。 | トップページ | 禁酒セラピーを読んでみた(2) »

2013年2月23日 (土)

禁酒セラピーを読んでみた(1)

甲状腺の全摘手術をきっかけに、お酒をやめようと考えました。
 
それまでの私は、子どもたちを寝かしつけたあとのビールが習慣になっておりまして。
これが、寝かしつけ、なんて言いましたけど、
 
「ママは仕事があるから!」
 
と絵本も読まずに子どもたちだけで寝かせ、自分はビール片手に洗濯物を畳んだり家計簿を付けたり、というのが実状でした。
 
もともと風呂上りのビールを楽しんだりはしていたものの、夫が単身赴任になってからは、忙しさからくるストレスでしょう、毎日飲むようになっていました。
子どもたちとゆっくりと一緒に絵本を読みたいと思う自分と、やってられっか酒だ酒! と肩をゆらし凄んでみせる自分がせめぎあい、毎晩後者の圧勝。
だけど、罪悪感というか、
 
なにやってんだろう、自分。
 
という思いで気持ちが暗くなる。
 
酒量は350ml缶を1缶。年のせいか何なのか、3人目出産以降はめっきり酒に弱くなり、500mlでは吐いちゃいます。350mlでも体調によっては飲みきれない。
そんならもう、最初から飲まなきゃいいのに、飲まずにいられない。
 
手術の案内を読んだら、術後1年間はアルコールは控えるように書かれていました。
こりゃ潮時だ、良い機会だと、amazonで『禁酒セラピー』を購入したわけです。
 
結論から言うと、私は、この本によっては禁酒することはできません。
 
ただ、著者が後半で、
「私が本書を記した目的はただ一つ。あなたに正しい考え方を知ってもらうことです。」
と書いているのですけども、それなら達成されたよな、と思うのです。
 
酒に関しては、著者の言うことに承服しかねる。
が、何かに依存してしまう、中毒してしまうということについて、正しい考え方を知ることができたと思うから。
そのおかげで、術後から1ヶ月以上、アルコールは口にしていません。
 
お酒をやめたいのにやめられない、という人には、読む価値は間違いなくあると思います。
 
にもかかわらず、私はこれで禁酒はできない、というのはですね、最後の章を読んで禁酒に至るためには、
「お酒に関する疑問がすべて解けた人は、最後の章に進んでください。」
とありまして。
 
疑問が、解けないんですよ。
 
私だけじゃなく、大方の日本人なら「んん?」と引っかかるんじゃないか、と思う箇所が一部あるんです。
こういう石ころが落ちててつまずくけど、そこ以外は良いところですよ~、というガイドにでもなればというわけで、以下に抜粋。著者は、お酒をやめられないのは精神力の問題ではなくて、お酒に騙されているのだといいます。お酒について間違った思い込みをしているのだと。
 
p88~89
お酒とは、果物などの自然の食物が腐敗の段階を越えて発酵したものです。つまり、
お酒は体にとっては毒で、味もひどいものなのです!
 
ここ、ご丁寧に太字になってます。
けどもですよ。味噌や醤油、納豆、鰹節など発酵食品を日常的に食べている私が、ここで「なるほど!」と膝を打つかつったら、打つわきゃない。打つわきゃないんスよ奥さん。
 
 
こういう本では、正直言って、科学的に正しいかどうかはどうでもいいと思っています。
要は「その気」になれりゃいいんだと。
だから、発酵が腐敗の段階を越えたもの、というのが科学的にどうかとか、そういうことを問題にしたいんじゃなく。
 
発酵したものだから、体に毒で味もひどい。
というご意見に、私は承服しかねる。
味がひどい、に関してはまた後で書きますが、毒かどうかは、そりゃあそうかもしれません。
けども、発酵したもの「だから」、という点で。
 
一か所こういう「んんん?」というのがあったせいで、その後もちょっと、素直に読めなくなっていったんですけど、著者は最初に、この本の内容も疑いながら読んでとおっさっているので、まあいいんでしょう。
引っかかりながらも、とりあえず先を読みます。
 
著者はこのほか、お酒そのものが楽しいというのは間違った思い込みである、と言います。
試しに、なるべく気分が普通な時に、ひとり静かな部屋にこもり、お酒を飲んでみましょう、と提案します。純粋にお酒のみを、美味しいと感じ、楽しい気分になれますか? と問いかけます。
読んでいたのは入院中だったので実行はできませんが、イメトレはしてみました。
 
 
………………。
 
音楽もなく、薄暗い部屋に、純米大吟醸……山廃仕込み……一升瓶を抱えて、いや、五合瓶でも構いません、それとお気に入りのグラスを使っては「お酒そのものを楽しんでいるわけではない」ということになりそうなので、ここはファミレスのクーポンでもらったマグカップにしましょう、ああこんな良いお酒にもったいないけどさて置いて、そいつを片手に、部屋に一人、こもります。
 
真ん中に座り込み、日本酒の瓶を傾ける。 

……と、と、と、という音と一緒に広がる、バナナかパイナップルかメロンか、というフルーティーな吟醸香。
 
深々と吸い込んでから、そーっと口をつけ、一口、すすりこむ。
 
………………。
 
く~~~~~~~~~~~~~~~~!!!
そうだ、退院したら、純米大吟醸買おうっと。
 
 
あ、うん。
じゃなくて。
そうじゃなくて。
 
いや、でも、そうです。
お酒そのものを、美味しいと、楽しいと感じることは、弱ったことに、できちゃいます。
 
ただ、これは著者のおっさるとおり、長くは続かないでしょう。
純粋に楽しめるのは、私の場合では、おそらく最初の1~2口が限界、その後は酔っぱらってしまいます。
 
けど、やっぱり純米大吟醸、間違いなく、美味しい。
できることなら著者の胸倉つかんで、この美味しいお酒を口に流し込んでやりたい。いや、それも嘘です。そんなの、もったいないもん。
 
けども、いままで毎日のように飲んでいたお酒は、本当に美味しいと思っていたわけじゃないな、と気付かされました。
ビールって言いましたけど、それは便宜上で、本当はいわゆる第三のビールです。それだから不味いという話ではなく、私は、日本酒の味が大好きだったんだよなあって思いだしたんです。
でも、美味しく飲める量も時間も限られている。酔っ払っちゃって気持ち悪くなるから。それならと、アルコール度数の低いものに流れていって、お手軽なビールに落ち着いていたんですね。
 
そうじゃなく、本当に自分が美味しいと感じたものを飲もうよ!
もっと純米大吟醸を楽しもう!
 

 
うん、ええと、だから、そういう結論じゃあ、よろしくないんですよね。
続きはまた来週。
でも本当に、退院からここんとこ1ヶ月以上、お酒は飲んでないんですよー。
 
本日はおこしくださりありがとうございます。
 

なにごとのおはしますかはしらねども かたじけなさになみだこぼるる   西行
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