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« 甲状腺機能低下症、ぽい状態。※訂正あり | トップページ | 顔晴れない。 »

2013年5月 5日 (日)

ツレが、原因で、私が、うつになりまして。

ご注意。
ひとつ前の記事だかでお知らせしましたとおり、甲状腺ホルモン剤の服用をやめているため、以下の記事はうつうつです。ぐちぐちです。あらかじめお詫びします。
やだもう付き合いきれん、と思われたら早々にブラウザバックをお願いいたします。
あ、おしまいのほうで、スマートノートのことを少し話しています。興味がおありでしたら、そちらだけでも。
 
 
さて。
死にたくないのに、生きていたいのに死にたくなる、
という精神状態ってヤベエよな、というわけでメンタルクリニックに行ったところ、一発で自宅警備を任じられましたよひゃっほう(自棄
 
残念ながら、これは検査入院のためにホルモン剤服用をやめて甲状腺機能低下症状態になる、前のことでして。
 
原因として考えられたのは、
仕事も忙しい、がんもショックだった、けど、何よりも、
「妻ががんになった」ストレスを、がんになった当人である妻に容赦なくぶつけてくる夫に心が折れてしまいました。
こういうときくらい優しくいたわってくれてもいいんじゃないか、という淡い期待を持ってしまったことが、心を折ったのだろうと思います。
こういう夫だということを忘れてたというか、
うん、ここまでとはな! というか。
 
ですけんども、ここでうつうつねちねちと絞殺もとい考察をはじめたのは、うつの原因である夫のことではなくてですね。
 
うつのため仕事を休ませていただくにあたり、何人かにその件を話さなければならなかったんですが、皆さん、「あなたがうつに!?」と驚かれる。
私はここぞとばかり、日ごろ一人で誰にも理解されずに堪えている鬱憤を、
 
「夫にがんのことを話したら、
『妻ががんで早死にするせいで自分の人生設計が狂った。どうしてくれる』
 と罵倒され続けたので、うつになりました」
 
と、バカ正直に伝えたところ、
 
女性だともれなく、
 
「そうですか……、旦那さんも、つらいんですね」
(え?)
 
または、
 
「妻のあなたを大事に思っているからこそ、そういうことを言うんですね」
(ええ?)
 
と、私のことはスパッと抜きにして、夫を全面的にフォローするコメント。
 
いやまあその、内容が内容ですから、そんな大勢に話したわけではないのでサンプル数は少ないんですけど。
これが男性だと皆さん、
 
「こういうとき、家族こそ助けあわないといけないのに、そんなことを言うなんて……」
と絶句されたり、
 
「それは……ひどいですね」
と信じられない顔をされたり。
や、まあ私も、自分自身が面罵されたのでなければ信じられなかったでしょうが。
 
コメント数を「夫フォロー」対「夫ひどい」に分けると、同数で、かつ、きっちり女性対男性になっていたので、
 
なんで女性はそんなコメントをするの?
 
ということになり、しばらくうつうつ悩んでおりました。
 
 
まあ元々忘れっぽくお調子者ですので、仕事を休んでからは割とすぐに忘れたのですけども、この甲状腺機能低下症の症状として、うつっぽくなり、ねちねちが再燃したのです。
 
けども、また同じようにぐるぐると思考のジャグリングを繰り返しても芸がないので、今回は、マインドマップを書いて悩んでみました。
 
以下、長々と書き連ねますのでご容赦。
お題は、
【何故、がんになったことで夫に罵られてうつになった、という話に対して女性は夫をフォローするコメントを返すのか】
 
仮定1:女子だから。とりあえず異性をフォローしてしまう。
(我ながら、イラッとしているのがまるわかりな仮定です)
 
仮定2:女子トークはとりあえず相手の言い分を否定するのがデフォルトだから。
 例:「私、太ってるし」「そんなことないよ!」
(まだイラッとしてます)
 
仮定3:男はみんな「がんになった妻を罵倒する」程度にはひどい生き物だと知っているから。そのため、「なに自分だけがひどい夫をもったみたいな被害者ヅラしてるわけ? 慰めてもらおうと思ってる?」をオブラートに包んだ結果、夫を肯定するコメントになった。
 
 
はい、ご覧のとおり仮定1~3まで、ひたすらイラッとしてます。
ここまでは、当初の「どうして、夫ひどいと訴えているのに夫をフォローされないといかんのじゃ!」のまんまです。
 
が、この最初のイライラもやもやから現在の間に、実は、ぱあっと心が軽くなるコメントをいただきました。
手術の担当医師からです。
 
ちなみに担当医師は、女性です。
悪性とわかって、夫に罵られてうつになり、それを人に話しても「夫悪くない」コメントしか返ってこなくて更にうつうつとしていたタイミングでした。
夫に罵られたことは前回すでに話していたので、やはりポロっと、話したのです。
あれから夫の態度は変わらず、とうとう私が、うつで仕事を休むことになった、と。
 
すると、思いがけず、
 
「……つらいのは、あなた自身なのに」
 
 
 
……わ。
 
 
いやあ、
 
泣きそうになりました。
 
あ、私、そう言ってほしかったのかあ、と。
 
 
この後に、
「まあ、旦那さんも……男性のほうが精神的には弱いから」
という夫フォローのコメントも追加されたんですが、もう私の心はささくれだちませんでした。
ですよねー、男性のほうが弱いですよねー、と笑えました。
ちょっと、涙をこらえるのに必死で、あなたが担当医で本当に良かったと、うまく言えませんでした。
 
 
それがあってこそ、忘れていられたのかもしれません。
 
今、ホルモン剤を飲んでいない=甲状腺機能低下症状態のためうつっぽく、再燃しましたけども、今度は仮定1~3で終わりません。
 
以下、仮定3を下敷きに、男性はみんなそんなもんだ、どこのダンナも程度の差こそあれ、自分のことしか考えられない「我が家の大きな長男」という子どもなのではないか、というのを前提にして、
 
考察1:「がんになったことで夫に罵られてうつになっちゃったんだけど、まあどこの夫も、妻ががんになったらそういうリアクションするよね~」
と言えば良かったのじゃないか?
最初から自分のつらさを低く見積もって言うわけです。
そうすれば、まあそのう、ちょっとくらいは、「いやいや、あなた自身だってつらいでしょう~」なんてなコメントをいただけたりなんかしたんじゃないか。
 
あれ?
でも、
 
考察1-1:「どこの夫も、妻ががんになったら罵るよね~当然だよね~。それなのにうつになっちゃった」という言い方をした場合、なんとなくだけど、「そうですよね~」と同意してくれる気がしない。
今度は逆に「いや……それは旦那さんひどすぎるんじゃ……」と口ごもられるような気がする。
 
ここで仮定2に戻って、
考察2:女性はやっぱり、とりあえず相手の言い分を否定するコメントを返してしまうのでは? 私が自分の夫を非難することを言ったので、脊髄反射でその逆の夫フォローなコメントをしただけなのでは?
 
いや、今はイラッとはしてないので、もうちょっと冷静に考えることができます。
 
考察2-1:「とりあえず否定」ではなく、話者の属性に関することや、自虐ネタっぽいときは、否定するのでは?
自虐ではないですが、話者の属性に関するという例として、お姑さんが、
「うちの息子、ワガママで大変でしょ~。育て方間違えちゃったかしら!」
に対して、
「そうそうワガママで大変なんですよね~」
と、軽やかに同意できるわけありますかいな。みたいな。
 
同様に、「夫がひどい」と訴える私に対して「ひどいですね」と同意してしまうと、「そんなひどい男を夫にしたあなたにも責任がある」という意味になるから、「旦那さんはひどくない」というコメントをせざるを得ない。
 
うむ。だいぶいいけど、まだもうひとつお腹に落ちてこないので、もうひと考察。
 
「どこの夫も、妻ががんになったら罵るよね~当然だよね~。それなのにうつになっちゃった」という言い方をした場合、それでも「そうそう、うちの夫もひどいもんよ~」というコメントがあっても良いはずだけど、
 
考察1-2:「そうそう、うちの夫もひどいもんよ~」と言うためには、「がんで罵られた」と同レベルの「ひどい」事例をもってこないと話題のバランスがとれない、と考えるのでは?
 
なんとなくですけど、例えば「子宮筋腫が見つかったのに、夫からいたわりの言葉もないうえ、日ごろの不摂生のせいじゃないかと嫌味を言われた」くらいは持ってこないとバランスとれない気がします。
いや、なんとなくですよ。
 
 
ここで、ふと気が付きました。
 
同じ「夫がひどくて」「うつになった」であっても、これが「夫にがんで罵られて」ではなく、DV、「夫に殴られ続けて」であったら、まさか今時、
「そうですか……、旦那さんも、あなたを殴るなんてつらい思いをしてるんですね」
とか、 
「妻のあなたを大事に思っているからこそ、あなたを殴るんですね」
とか、コメントするはずがない、じゃないですか?
 
おそらくこれは、DVがすでに、社会通念上、フォローする必要のない、ひどい行為である、という認識を獲得しているからじゃあないかしらん。
 
けれど、妻が(家族でもいいけど)がんになったとき、それを理由にがんの当事者を罵倒するという行為に対してはまだ、一般的見解が無い、つまり、
 
「それは家族もつらいよね」
「がんになった本人にも、がんになるような生活をした責任の一端があるのでは?」
 
これ、以前のDVに対する認識にあてはまります、
「殴る本人もつらいのでは?」「殴られる方にも原因があるのでは?」と、一昔前は思われてましたっけ。
 
それだから、現状では、私の発言、
 
「夫にがんのことを話したら、
『妻ががんで早死にするせいで自分の人生設計が狂った。どうしてくれる』
 と罵倒され続けたので、うつになりました」
 
に対して、コメントの一般解がない。
 
ここでようやく結論にいたりました。
 
まず私の話そのものが一般的ではなく、コメントしにくいものであり、そのうえで、話者である私を否定しないよう最大限配慮してくれた結果、夫フォローなコメントをするしかなかった。
 
何故、女性の場合はそうだったのか、については、
「えー、旦那さんひどいねー」=「そんな男を選んだあなたも随分だよねー」
という意味にとられることを想定し、避けた、のじゃないかなと。
そして、そういう風に想定するのは、圧倒的に女性のほうだという、これはもう、ここまで考察なんて言っちゃってたわりに、ただの印象、経験的にそんな感じ、てだけですが。
 
 
そんなんですけど、うん、納得。気分が晴れました。
よかった。イライラもやもやしたまま、それを相手に打ち返さなくてよかった。
そのまんま打ち返してたら、この年になってまだ、
「なんで私をいたわってくれないのよう!」
と駄々をこねる小娘です。
 
え、いやまあその、そんなにニンゲンができちゃあいないので、一度だけ、
 
「それ以上、この件で夫をフォローするなら、あなたが『夫はひどい』と言ってくれるまで、そのほかの夫のひどい言動も全てこんこんと聞かせ続けますよ?」
 
と胸倉つかむ剣幕で言ってしまいましたけど。
 
 
 
ええ、まあ、こうして結論を出してしまえば、なんかそのう、
 
なにおまえ、そんなことずっとぐるぐる考えてたわけ?
 
と、耳ひっぱられそうな話なんですけども。
そんなことでぐるぐるしちゃうから、うつうつなんですよう。
 
 
 
 
さて、この件は、岡田斗司夫氏のスマートノートで解消しました。
ノートを見開きで右から使いはじめる、左には右に書いたことへの突っ込みを、というやつ。
前はB5ノートを使ってたんですが、カズンにはさんで持ち歩けるよう、A5ノートに変えたんですよねえ。
けど、思考の広がりがノートの大きさで制限される、と、氏が書かれていたとおりだなあ、というのを味わいました。
B5ノートを使っていたときの、思考の広々感が、今回ずいぶんと狭められた感じがして、書きなぐるうちスペースが足りなくなって、ちょっと喉がつまるような感覚。
かといってB5ノートにもどすのは、なにしろカズンが重いので、避けたい。
どうしたもんでしょう。
悩みは尽きません。
 
 
 
思いだしたので、ついでに書きとめておきますが、
 
メンタルクリニック、もう行きたくないなあ。
 
いえ、ね。
 
仕事を休んだ方がいいですね、診断書を出してくれたメンタルクリニックでも、
「つらいですね」とは言われなかった。
男性でしたが。
私の周囲の女性と同様に、
「旦那さんもつらくてそういうことを言ってしまうんですね」
ばかり繰り返されて、混乱しました。
 
なんというか、そりゃあ、がんは生活習慣病、なんていう本も読みましたんで、
ああ、私自身の責任だなあ、とは思うんですが、
それにつけても、
 
「がんになった妻のせいで、収入が減る、費用がかかる、育児の手が減る、人生設計が狂った。どうしてくれる。妻のがんのせいでこんな大変になった俺の苦労をみんなに話して理解してもらわないとやってられない」
 
と言いながら私を恨めし気に睨みつける夫に、
 
ああ、私が夫のメンタルケアをしなくちゃ、と、決意をしたんですが、
 
 
 
 
うん、やっぱ、それ、おかしくね?
 
がん当事者のメンタルケアだって必要だっていうときに、当事者が家族のメンタルケアを引き受ける覚悟をするって、おかしくね?
 
徐々にうつになったと思ってましたけんども、あのときとっくに一気に、針は振りきれてたのかもしれません。
ほら、DV夫のことを、
「でも、私がいてあげないと、あの人はだめなんです」
とかいうやつ。
 
いやあ、心がぺっきり折れたときの判断は、実にとんちきです。
 
それでも、
「家族だって苦しいんだよ! つらいのは当事者だってわかってるけど、なんでがんになったんだよって罵りたくもなるんだよ!」
そういう声があるであろうと想像はできます。
 
だからどうだということは、今はなんとも言えないんですけどね。
ただ、
「あなたもつらいですよね」
と言えたらいいなと思います。
 
 
長々と、ぐだぐだうつうつ話にお付き合いくださり、ありがとうございます。
 
 
何事のおはしますかは知らねども かたじけなさに涙こぼるる     西行
 
 
 
思考のジャグリングをやめてきちんと考えれば、いつか心穏やかになれるんだという方法に、あらかじめ出会わせてくれた何事かに感謝を。
 
 
 
 
 
 
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