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甲状腺

2014年1月25日 (土)

何だか何もかもがうまくいかない、と思ったときに試してみたこと…というタイトルでブログに書こうとしたら、本屋でほぼ一緒のタイトルを見つけてぎゃふん。

昨年末に、ちょっと「何だか何もかもがうまく回らない」と感じる期間がありまして。
そこから抜け出した方法を、書きたいなと思っているうちにめんげんで寝込み、忘れ、
先日書店で、あ、そうそう、こういうタイトルで書こうと思ってたのよーと……
 
そういう本が、すでにありました orz
ぎゃふん。
 
ええ、ぎゃふんはぎゃふんなのですけど、むしろ「何もかもうまくいかない」と感じる人は、相当数いるってことなんだなあということで、私はこんなことをしてみたんですよー、な話を、やっぱり書いておくのです。
以下の内容について、
「それって、その本に書いてあったのと同じですよ」
とご報告いただいたりなんかしたら、
「じゃあ効果があると裏づけされたようなものですね!」
わははわははと嬉しがるかと存じます。
 
 
【感謝はしていました、感謝は】

で、さて。
何度か書いていることですが、昨年摘出した甲状腺のしこり、悪性腫瘍でした。
 
詳細は、以前にも書いたかと存じますのではしょりますけども、要は、その「悪性だか良性だかなんだかわからない」しこりを、全摘出するに至ったいきさつが、たいへん幸運であったと私には感じられたのです。
 
何事かに生かされているのだなあ、ありがたいありがたい、と。
私は前世でよっぽどの功徳を積んだのではあるまいか、と。
呑気に、感謝しておりました。
 
うん、そう。
感謝は、してたんですよ、間違いなく。
 
それでも、
「前世で功徳を」
なんぞと呆けたことを言っていたように、私はそれを、「贈り物」としてはきちんと認識していなかったのだろうと思います。
 
 
【ソウルジェムからグリーフシードに】
読みやすいブログ記事を書くよう工夫してみよう、と【 】を使いだしたものの、数回目で遊びだしてしまって申し訳ありません。スル―をお勧めいたします。
 
【贈り物は、早く誰かにパスしないと呪いになる】
 
そんな具合に、「前世で功徳イェーイ」と人生の荒波にもボディボード持ち出しバチョバチョしておった日々、
あるとき気付くと、何だか……
 
あれ?
何だか、運が悪いなあ……
というか、
何だか、何をやっても、気持ちの良くない方向に向かってしまうなあ……
 
仕事でも、お友達関係も、家族のことも。
とても些細なことばかりなんですが、確実に、
「何をやっても」
うまくいかない。
 
子泣き爺のぬいぐるみでも背負ったような、気持ちの良くない日々に、ふと思い出したんです。
 
 
贈り物は、早く誰かにパスしないと、呪いになる
 
 
正確な引用ではないですが、内田樹氏の著書で読んだ言葉。贈与論、でしたか。
 
ぐは、と目が開いた、といいますか。
私が幸運だったのは、前世の功徳なんかじゃない、仮にそうであったとしても、受け取った幸運は贈り物であり、私はそれを、早く誰かに「パス」しなければいけなかった。忘れてた。
 
何事かにありがたいありがたいと感謝しているだけでは足りない。
幸運という贈り物を受けた私は、それを誰かにパスしなければいけない。
 
そうだ、これだったか、と思いました。
私が受け取った贈り物を、前世の功徳だえへへへへ、と抱え込んで誰にもパスしなかった。
そりゃあ、何をやっても何だか薄らうまくいかない日々が続くわけだよと。
 
 
ここらへんの理屈、なにを言ってんの??? とか、前にスピリチュアル苦手ーとか言ってなかったー? ……、とか思われかねないですが、私の拙い説明で誤解されるよりは、よろしかったら内田樹氏のブログで検索されるか著書にあたっていただけると嬉しいです。
ということにして、説明をはしょる。てへ。
 
  
 
【パスしなければ。でも誰に? 何を?】
 
受け取った幸運を、誰かにパスしなければ。
それは判った。
でも、誰に何を? どうやって?
 
私の受け取った幸運は、悪性腫瘍と診断がつかず半分だけ摘出するはずだった甲状腺を、諸々の事情が重なって全摘出することになった……そして摘出してみたら、摘出する予定ではなかった、つまり残す予定だった側の甲状腺も、悪性腫瘍であったという……
 
つまり、
 
ちょ、これって、幸運としては、でかくね!?
誰かにパスって、でかすぎてムリくね!?
 
改めて、おのれの幸運の大きさに、茫然として、途方に暮れてしまったのでした。
 
たとえていうなら、
あなたに突然、まったくの幸運から、一億円が贈られてきました。
ですが、それを速やかにほかの誰かに贈らないと、その一億円はあなたに呪いを運んできます。


ほーらー。
焦るでしょー。 
 
 
ま、とりあえずですね。
こんなときには「できることからコツコツと」。
まず、手元で明らかに淀んでいる「幸運」を返すことにしました。
 
簡単にいいますと、
 
返すのはいつでもいーよー、と言われて借りているものを、ちゃんと読んで、ちゃんと返した。
 
あ、待ってください。
その程度か、と石を投げないでください。
正直に言いますと、投げる石は十万石饅頭より秋田名物金萬の方が嬉しいんです。
ついでに言うなら、お返しするとき、ちょっとしたお菓子をつけてみたりもしました。
ちょっとした、というか、あの、その、柿の種の期間限定味とか、若い女性に大ヒット中!ブラックサンダーとか、ですけど。
だって好きなんだ。
 
 
え、それもさておき。
ほかには、
 
私が何か悪い事をしたような気がするんだけど、確信がもてないし相手も気付いてなかったようだし……と些細なことだけど気になっていた件について、謝った。
 
具体的には、コンタクトレンズの調子が悪い日が続いて、ちょうど目があった人を、睨むような目つきで見てしまった気がするんだけど……その後よそよそしくなった気もするし、そうでもない気もするし……
なんていうことを、
「そういえばこのあいだ私、コンタクトがずれて痛くて、たまたま通りかかったあなたをスゴイ目で見ちゃった気がするんだけど……いやー恥ずかしい、不愉快にさせてたらごめんなさい!」
という具合に。
えーそんなことないよー全然気付かなかったー、と言われ、ああ良かったシャンシャン、なのですが。
なんてな類似案件をほかにも。
 
 
それから、エア・いいね!を意識して積極的にするようにもなりました。
 
エア・いいね! とは?
ちょっと言葉が合ってないかなーと思いますが、暫定的に、そう呼んでおきます。
すれ違った人、電車の中の他人、とにかく視界に入った人で、
「あ、すてき」
と感じるところがあったら、心の中で、
「それ(バッグでも着こなしでも髪型でも仕草、ふるまい、なんでも)、すてきですね!」
と、念を送る……というと気味悪がられそうなので、その人にむかって「いいね!」をクリックするイメージを持っていただければ、近いかなと。 
 
これ、20年前からやっていることなんですが、当然その頃は「いいね!」なんてありませんので、エア・いいね!とは今名付けてみました。
なにか既存のものと被ってるようでしたらさっさと撤回しますです。
どうもこれはお布施にも繋がるらしいぞと最近気が付き、エア・いいね!に関しては、また改めて詳しく書くつもりです。
と、同じような事を言っておいて、ほぼ日手帳カズンのことを長らく書かなかったことは記憶に残っていますが、うん、次行きましょうか。次。
 
 
…………。
 
や、すいません。
次といっても、私が贈れたパスは、今のところ、以上、なんです。
せいぜい、エア・いいね!の発展版で、口に出して伝えられる相手なら口に出す、も意識している程度で。
そのネクタイいいね。わあ可愛いスカート。久しぶり~会えて嬉しいなあ!  とか。
20年もエア・いいね!をやってると、割とつるっとこういうことを素直に口に出せるようになるのですが、意識してないと、タイミングを失することの方が多いんですよね。
どかんと贈れる何かがまだ見つからず、少しずつだろうと、一生かかろうと、こんな些細なこつこつを続けることでしょう。
 
 
 
【気が付いたら、また受け取っていた】
 
そうして、ふと気付くと、
「何だか何もかもうまくいかない」は、どこかへ消え去っていました。
 
そして、弱ったことに、いや嬉しいんだけど、弱ったことに、
また、贈り物が。
 
一年ぶりくらいの人に偶然出会い、わあ嬉しいなあ、と立ち話して別れた数日後、その人がわざわざ訪ねてきてくれまして。
その人に貸したまま、もう諦めていた漫画本を、返しにきてくれたんです。
 
あ わ て ま し た よ ~ 。
 
や、嬉しいです。とても嬉しいんです。
が、ぎゃあ、悪性腫瘍の件だってまだパスできてなかろうに、まだ何事かは私に贈り物をくださるのかと。
 
幸いというか、その漫画本は買い直していたので、即、そちらを子どもの通う学童に進呈いたしました。
こ、これでこの件はパス完了のはず……。 
 

まあ、ご指摘を受けるまでもなく、こまかいことまで数えれば、誰もが日々、何かしらを受け取り、意識せぬまま、何かしらを誰かにパスしているのではと思います。
ですから、
「何だか何もかもうまくいかない」ときに私が試してみたこと、「誰かに何かを贈ること」、
というのは、本当にわざわざ「試してみた!」と書きあげるまでもない、些細なことです。
 
こうしてみると、この件について書くことを思い出させてくれたあの本と、
内容がかぶってたらどうしよう~、パクリとか言われたらどうしよう~、
とためらったのも、なんて私はおこがましいんだと恥じ入るばかりです。
このまま穴掘って入りたいくらいです。
 
 
 
 
…………だって、
 
 
 
 
オチが見つからないんだもん。
 
 
 
 
 
だってどうしようかこの空気!
なんかこう、ちょっと良い話をしちゃってませんか私!
やだ恥ずかしい!
 
え!?
別に良い話になんてなってませんか!?
ならいいんですけど!(ちょっとハンカチ噛みしめながら

 
 

やあ、なんかこう、良い人ぶったこと書いちゃったあとは、次に書く記事では生来の毒が出やすいのですよどうしましょう。
もちろん冷えとりとは関係ない毒ですけども。
 
あ、待って。
ハートウォーミーな話で心が暖められたおかげで、めんげんの毒が出てくれるのかな!?
あ、待って。
石を投げるなら秋田名物金萬でお願いしますってさっき書いたじゃないスか。金萬じゃあ石じゃないけど。


 
ともかくも、次は「エア・いいね!」の詳細か、この記事を書くきっかけをくれた本のレビューか、あるいは、
 
冷えとりに対する毒を吐くのではないかと思います。
ひーぶるぶる。
 
 
 
本日もオチのないこんなところへご訪問まことにありがとうございます。
不調法をいたしました。何とぞご勘弁を。
あ、この場合、「も」は「ご訪問」ではなくて「オチのない」にかけています。



    何事のおはしますかは知らねどもかたじけなさに涙こぼるる      西行






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2013年5月 4日 (土)

甲状腺機能低下症、ぽい状態。※訂正あり

っぽい、と言いますか、毎度あやふやな話で恐縮なのですが。

 
甲状腺を全摘したので、チラージンというホルモン剤を毎日飲んでいましたが、今度の検査入院のため、服用を停止しております。
 
つまり、甲状腺が作ってくれるはずのホルモンが、どこからも補充されていない状態。
それを、甲状腺機能低下症と呼ぶのかどうか、なにしろ「機能低下」する甲状腺が無いんだし、まあ便宜上、そういう状態に、いま現在あるんですよ、という話です。
 
ホルモン剤の服用停止は、いきなりではなくて、いったんチラージンからチロナミンというのに変更、その後、チロナミンも服用停止という、徐々に減らしていくやり方でした。
 
そのおかげか、症状は急激ではなく、ゆるやかだったんですけども。
まったくホルモン剤を投入していない状態が10日間を越えたあたりからでしょうか。
 
……うつっぽい。
 
やる気が出ない(家事に限らず)。
 
なに考えてもネガティブ。
 
趣味に萌えない。
 
ひたすら眠い。
 
そろそろ無ホルモン剤2週間、私の疑念は、確信に変わりました。
(訂正※ちゃんと手帳で確認したところ、ホルモン剤服用をやめてから3日ほどでグッタリ感、うつっぽさを確信したのは一週間後でした)
 
 
 
メンタルクリニック系に通っている女性の何割かは、メンタルではなく甲状腺機能の疾患に原因がある!
 
もうこれ甲状腺のこと知らなかったらフツーに「ああ、うつだ……」と思いますって!
 
そりゃまあその、自分の病気を拡大解釈して拡大適用したくなっちゃう、人のココロってのもありましょうけんども、
バセドウ病のときは、「更年期障害かも……」という話には脊髄反射で「更年期はバセドウ病と症状そっくりだから! 念のためそっちも合わせて検査したほうがいいですよ!」なんて鼻息荒くなるのを必死で抑えたもんです。
 
それでもまだ、更年期障害かな? と検査したのであれば、バセドウ病が発見されることもあるのかもしれませんが、メンタルクリニックでは、そういう検査をしてくれないですからねぃ。
や、してくれるところもあるのかもしれませんが、私の知ってる限りは、肝機能の検査のみでした。
 
メンタルクリニックで思い出しましたが、外食時に小耳にはさんだ会話、
 
「……で、そいつがメンヘラ系でさ~」
「メンヘラ? なにそれ?」
「メンタルヘラヘラってこと~」
「へえ~」
 
……それは、ただのヘンな人ではありますまいか。別に見知らぬ人の会話に口出すほどの内容ではないから、いいんですけど。
スーパー銭湯で女子高生たちが、
「明日、あそこに行くの、あの、何か赤いのがぶらさがってて、両側に人が立ってるとこ」
「え~、どこそれ?」
というのには、側にいたおばさまと思わず顔を見合わせてから、
「「浅草じゃない?」」
「そうそれ!」
でしたけど。そのノリは適用できんかったですさすがに。
 
話が大きくそれました。
 
つまりは、
 
そういう状態なのでこのあと数日間、検査入院までの間、気分が落ちてる状態の更新をするかもしれませんよっというお知らせなのでした。
お口直しに、冷えとりの「めんげん」の話を用意させていただいておりますです。
 
 
本日はご訪問ありがとうございます。
 
今回の入院はネットが使えないので、パソコンを持ち込むかどうか悩み中。
最近ノーパソを持ち歩くようになったので、レッツノートがシャア専用ノーパソを発売してくれないか念を送っています。それっぽい赤の天板カバーでも可。
(。-人-)・・・-~=~≡~≡
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2013年3月15日 (金)

術後、あいかわらず声が出にくい件。

今年になってからお会いした方々には、
「や、声出てたしwww 話したしwww」
と突っ込まれることは承知の上で。
 
 
いやあ、やっぱり声、出にくいんですよ。
もちろん手術後数日の酒焼け声に比べたらはるかに快復はしましたが、いかんせん、痰もなにもないのに、喉がふいに詰まる。
自分のタイミングで発話できない場合など、特にです。
 
例えばふいに後ろから声をかけられて、答えなければならないときとか。一言目はかろうじて話せても、その次の言葉で喉がつまる。
特に仕事では困ります。
対面なら、ちょっと待ってもらったりできますが、電話で問い合わせなんかを受けた日にゃ、
「ちょ、ゴメ、いま喉が詰まって声が出な……」
のジェスチャーが通じないし。ジェスチャーだから。
 
 
声が出にくいわけは、前に、甲状腺を摘出する際、私の神経が細いことが医学的に証明された、にもかかわらず、その話は誰もまともに聞いてくれない、とぼやいたあれです。
細い、といわれた神経は、声帯を動かす反回神経のことらしいんですがね。甲状腺がこいつをしっかり巻き込んでいたので、神経にもしっかり触らなければいけなかった。そのせいで、声帯に麻痺が残っているという。
 
声の快復には2~3ヶ月、6ヶ月かかる場合もある、と聞いていました。
最初は、ひどい鼾に悩まされました。
左側の声帯が麻痺しているんですが、寝るときに右側を下にすると、すーっと意識が遠くなると同時に、喉にフタが降りてくるのが、うすれゆく意識のなかで、わかる。
で、次にはゴゴゴゴー! という自分の鼾で目が覚める。
通常の鼾のような鼻じゃなく、喉で音が鳴ってるのも、わかる。
いつか窒息死しかねないんじゃないかって、正直怖くて必ず左を下にして寝るようにしてました。
 
それでも、いずれ治るさ、と呑気に構えていたんですけども。
 
最近になって、ふと上の子が、絵本を、『いっきょくいきまあす』を、読んでほしいようなことを、ぽつりとこぼしたんです。

これ、歌うんですよね。
熱唱したほうがウケがいいので、のりのりで神田川やら津軽海峡冬景色やらを歌って、子どもたちと笑いあってた、私もお気に入りの絵本。
 
それが、歌えない。
なんとか歌おうとしてみたけど、すぐにゴゴゴボッ、と咳き込んで喉が詰まってしまう。
 
声帯の麻痺がわかっても、自分でネタにしているくらいのほほんとしてましたが、はじめて、涙が出ました。
 
まだ悪性の結果が出る前のことですが、手術のことで、はじめて泣きました。
 
声が出にくくて、普通に話すことはできるようになっても、大きな声を出そうとすると別人のような怖いガラガラ声になる。そんなママに、子どもたちは「絵本読んで」をずっと言わずにいました。
それをいいことに、私は絵本どころか、下の娘に子守歌さえ歌うこともなくなっていた。
 
放っておいても治る、と言われたから、本当に放っておいたんですけど、そういうこっちゃないんですよね。あほです。
こんなことがあってようやく、リハビリというか、お風呂で歌ったり、なるべく声を出すように頑張ってみるようになりました。
 
 
そしたらば、発見したんです。
 
米良美一や秋川雅史のモノマネなら、わりといける。
 
ピンとこない方のために言いますと、もののけ姫とか千の風になってなら、めだかの学校よりも意外と歌いやすいということなんです。
つまり、テニプリのOP『未来の僕らへ』なら、♪奇跡舞い上がれ♪のあたりからどんどん歌いやすくなっていくんです。

 

 
こっちの方が余計わかりにくいですか、ジャンルを誤ってますか、育児ブログだってこと忘れてますか。そうですね。
や、あの、テンション間違えたなってのは、書きながら薄々気づいたんですけど、でも良い歌だなって、あの、うん。
 
はい、ともかくも、おお、これは! と思ったわけです。
これでいけるんじゃね!? と思ったわけです。

 
思いました、が。
 
……あんまし、汎用性は、ない。
 
というか、使いどころが見当たらないというか、これでいけるんじゃねって、どこへ行く気だというか。
 

仕事で電話応対を免除してもらってるので、試しに職場の上司に、
「こういうのなら電話に出られそうなんですが」
と、千の風にを披露してみました。
 
上司、
「いいんじゃないの、ワッハッハ」

 
……数分後、真顔で呼び止められ、
「さっきのあれ、本当にやるのか?」
 
本当にやりそうに見えたようです。日頃の行いの成果ですね。
大丈夫です、やりません。
 
 
米良美一のモノマネで問い合わせの電話対応に出たら、十中八九、「あ、間違えました」と言って切られるでありましょうから、仕事にならないし。
 
 
あ、肝心の、絵本については、神田川はわりといけたものの、まだ山本リンダどうにもとまらない、がうまくいきません。
引き続き、精進します。
わりと何でもいいんだ、子どもが笑ってくれたら。
 
 
 

本日は、やくたいもない話にお付き合いくださりありがとうございます。
 

 
なにごとのおはしますかはしらねどもかたじけなさに涙こぼるる       西行
 
 
それにつけても藤澤ノリマサの声ってちょっとクセになる。
ではごきげんようごきげんよう。
 
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2013年3月11日 (月)

禁酒、2ヶ月達成。次はスイーツ。

甲状腺全摘手術をきっかけに、禁酒して2ヶ月経ちました。ひゃっほう。

とりたてて禁断症状っぽいこともなかったので、つまらない話なんですけど。
まあ冷蔵庫をあけると目に付く缶ビールに、ぐらっとこなくなったわけでもないんですが。

このへん、やはり『禁酒セラピー』を読んだ甲斐があったというか。
それを飲んで良いことがどんだけあるかなって思うと、風呂上りの炭酸水(無糖)がうまいってなもんで。

2ヶ月禁酒したら、あとは解禁するつもりでしたが、酔っぱらって時間が無駄になることを考えると、以前のようには飲まないんじゃないかな、と思っています。
つか、多分がんのためには禁酒しといたほうがいいんじゃないかな。
今後は禁スイーツ、禁カフェインを2ヶ月ずつやっていきます。
2ヶ月、というのは、とりあえず2ヶ月やめると、禁断症状みたいなもんも抜けて、それを飲み食いしたときにどういうことになるかを自覚できる、それでもって自然と量を減らすことができるようになる、
……なんてのを、どこかで読んだんで。
やはし、永遠にダメ。絶対。 となると、ストレスが、ねえ。

そんなわけで、どちらかというと、こちらのほうがずっと差し迫った問題であったかもなんですが、
明日から、禁スイーツです。

がん細胞って、糖をもりもり食べるそうです。
悪性腫瘍という検査結果を聞いてから色々読んだ本のなかで、身に覚えのある記述がありました。
がん細胞が、甘いものを食べさせる、身近なひとが突然甘いものを沢山食べるようになったら、がんを疑え、と。
 
身近っつーか、うん、本人ですが。
昨年の、首のしこりに気付いた頃でしたか、むしょーに甘いものが食べたくて食べたくて、毎晩のように板チョコ2枚とかむさぼり食ってたもんです。
それでも体重が増えることはなかった。痩せもしなかったけど。
いま思うと、あれがそうかあ、なんて。
毎晩板チョコ衝動がおさまっても、ランチのあとはコンビニスイーツ、職場の引き出しにはドーナツやらクッキーやらのお菓子類は欠かさずなんて日々でしたが、それらもひとにあげたりして、処分終了。

 
 
そんなわけで、甲状腺のしこりは悪性腫瘍でした。
甲状腺の腫瘍は90%以上がおとなしいものだといいますが、わたしのは、おとなしくない、2~3%の方でした。
まあ幸いというか、たまたまというか、バセドウ病のおかげで全摘したので、あとは転移しているかどうかの検査です。
 
もともとは、右側にしこりができて、これが悪性だか良性だかわからないので、右側だけ摘出、が、全部摘出することになった。取ってみたらば悪性だった。いやあ全部摘出して良かった、
ということなんですけども、実に、実に、
 
わたし、いったい前世でどれほどすごい功徳を積んできたんでしょうか。
と思いました。
 
だって、最初は大学病院に行ってて、もっと早く、「半分」摘出するはずだったんです。
が、ちょっとまあ、だいぶ不安になることがあり、いまの病院に変えました。
いまの病院でも、やはり「半分」摘出と決まり、少しでも早く取ってしまいたいからと、9ヶ月待ちの大部屋ではなく、半年待ちの個室を予約。このとき、もっと早く取れるだろうA個室にはしなかった。
けど、バセドウ病を発症して「全摘」と決まったのは、手術の3週間前。
A個室だったら、「全摘」が決まる前に「半分」だけの手術をしていたでしょう。
 
当初は取る予定ではなかった左側、取ってみたらばこちらも腫瘍ができていたそうで。
 
なんというか、分岐点では常にベストチョイスをしてませんか、私。
と思ったわけです。
だって、これより早かったら、腫瘍を半分、首に残したまま「悪性」の結果を聞いていた。
ラッキーというよりか、そりゃもう八百万の神様、私、何かそんなに良いことしてきたんでしょうかと合掌するほかない。
あ、これからやれよってことなのかもですよね。はい。
 
それだもんだから、ここんとこ記事の最後で、唱えずにはいられなかったんでしょう、昔から好きではありましたけど、西行のこの歌。
 
 
  なにごとのおはしますかは知らねどもかたじけなさに涙こぼるる
 

 
なにによって生かされているのかはわかりません。
わからなくても、ただただありがたくかたじけなく思います。
 
 
さて、タイトルとかけはなれた話になったついでに、知り合いや友人ががんになったとき、これをちょっと読んでおいてもらえると助かるな、と思う本がありました。
 
 


がん患者に対してかける言葉について、ものすっごく「そうそう」と頷きました。
悪性のこと、内容が内容なので、仕事関係などで必要な最低限の人たちにしか話してないんですが、何より、これまで親しくしていた人にうっかり話して、
 
……なんか、慰められたりしたら、「心配してくれてるのはわかるんだけど、それ最悪のパターンを考えすぎだろ」とか、本人のがんではない、身内のがん体験とかを語られて「うっわ、うっとーしい」とか思ったり、しそーだなーって……わたしの場合。
やっぱり、本人のがんと、身内のがんでは、話が全然違いますからね。

だいたい、うんと穏便に、「大丈夫?」て言われたとしても、
大丈夫なわけあるかボゲェェェッ!
て答えるわけにもいかないし。
うん、ちょっとしんみり殊勝げな雰囲気かもしだしたあとだというのに、なんてサイテーなんだ私。
 
そんなわけだから、なんか功徳積んだのは前世の私なんだろうな、と思うわけです。
ああ、かたじけない。
 
 
本日はおこしくださりこんな話にお付き合いくださりありがとうございます。
ではごきげんようごきげんよう。
 

うーん、明日から禁スイーツかあ。



 

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2013年3月 3日 (日)

禁酒セラピーを読んでみた(2)

※ネタバレを含みます。『禁酒セラピー』読んでみようかな、と思う方は、後半にあらわれる「西行」以下は読まない方がよろしいかと。
というわけで。

「お酒はマズイものだ」、というのは、純米大吟醸の美味さを知っているのでどうにも納得できない。
だけど、「一口飲むと、お酒が判断力を鈍らせ、もっともっと飲ませようとする」、というのは納得できる。
 
弱りました。
純米大吟醸がすごく美味しいことを思い出したと同時に、それが悪魔の囁きでもあることを知らされる。
 
弱りました。
ああ~~~~~。
美味いんだよな。田酒。

以上、禁酒セラピー読んでみた(1)のまとめ。
 
 
そういえば、数回しか会ったことがありませんが、顔を見せる時はもれなく金をせびっていく父親から教えてもらった真実が、たったひとつだけあります。
 
 
   日本酒は 純米ならば 間違いない    父
 
 
 
うん、まあ、ぶっちゃけ純米なら何でもいいかっていうと、そうでもなくて、できれば吟醸、あと産地はちょっと選ばないと。純米だから何が何でも間違いないわけじゃない。
あれ、じゃあ別に父から学んだ真実ってわけでもないか。
長い前置きはさておき。
 
禁酒セラピーの内容、9割方は納得できました。
 
けど、お酒はまずい、というのが納得できない。(1)でも書きましたが、科学的に正しいかどうかなんてどうだっていいけど、それでも発酵したもの「だから」まずいというのがどうにもこうにも責任者を出せレベルで解せない。
 
しかも問題なのは、全部納得するまでは、最終章を読んじゃいけない、最終章を読み終えるまでは禁酒しちゃいけないという。
 
そこで。
大変暫定的な措置ではありますが、退院後、どーしてもお酒が飲みたくなったとき、手にしたお酒(だいたいは、第三のビールでしょう。買い置きしてあるから)をじっと見つめ、お酒が飲みたいのか、このビール(第三)が飲みたいのか。この味を楽しみたいのか。酔いたいだけか。酔ったあとの自己嫌悪や不快な症状、術後だというのに飲んでしまったという自分の体への罪悪感と引き換えにしても、その「味」や「酔い」は良いものか?
を、問うてみることにしました。
 
この本の狙いとはかなりズレた方法です。こういうやり方を推奨しているわけではまったくありません。念のため。
だけど、この本を読んだからこその、方法ではあります。
 
退院後、気がつくと、お酒以外の嗜好品についてもこの方法を使っていました。
そして、ほどほどの効力が。
 
コーヒーを飲むとき、チョコレートをかじるとき、
私は、純粋にこの味を欲しているのか? 楽しんでいるのか?
シチュエーションなどを楽しんでいるのであって、コーヒーもチョコレートなどの甘いものも、無くても楽しめるのではないのか?
と、自問してみるようになったんです。
 
すると、
ああ、なんか口寂しいだけだな、
と気付いたり、
子どもを寝かしつけたあとのリラックスタイムにはコーヒーって、言うよね?
という思い込みでしかなかったり。
あるいは、テキトーに入ったお店で、食べたいと感じるものがまったくなくて、仕方なくコーヒーと甘いもの、ということだったり。
 
思った以上に、自分の意志とは関係なく、外部要因で飲み食いしているんだということに気づきました。
 
職場で配られた土産物の甘いお菓子、甘いお菓子にはコーヒーが欲しくなります。そこは食物連鎖ですから仕方ありません。
 
逆に、リラックスタイムにはコーヒーだよな、という思い込みでコーヒーを淹れると、今度は甘いものが欲しくなります。食物連鎖ですから。
  
これまでは漫然とお菓子をむさぼり、漫然と入ったお店で「ここのコーヒーはいまいちなんだよな」と知っていつつも、コーヒー以外の選択肢を考えませんでした。
それが、まず「私はこのお菓子を食べたいの?」「いま欲しいのはコーヒーの味?」と自分に聞いてみるようになった。
  
これは、本のおかげかそれほど億劫でもないんです。よくわからないときは、お腹に手をあて、改めて聞いてみる。すると大抵わたしの体からは、
 
「や、うーん、別にそういうわけじゃないんだけど……」
という、もごもごした返事。
じゃ、今日のところは、やめといてみる?
  
そうやって、最初の甘いものやコーヒーを止めると、食物連鎖の罠にはまらずに済むのです。
 
ちなみに、「カレーのあとのコーヒー」「飲み会のあとのミスド」という食物連鎖も存在します。

うん、食物連鎖じゃないですね。違いますね、知ってます。
 
 

まあ、そんなこんなで、
風呂上がりはビールだよね?
からも解放されて2ヶ月弱。
 
アルコールは、コーヒーや甘いものよりもちょっと強敵で、ストレスという負荷が急激にかかったときなんか、つい負けそうになる。
 
それでも、冷蔵庫から缶ビールを取り出すのが、家族への、
「イライラしてるの! 酒飲まなきゃやってらんないくらいイライラしてるの!」
というアピールであって、アルコールそのものを欲してはいないんだと気づいたので。
 
例えばこんな雨の降る肌寒い日は、あったかいココアなんかが似合うよなあみたいな、あるいは、カフェじゃなく喫茶店で、文庫本の友はブレンドだよなあ、ハードカバーならカフェオレだなあ、とか、
飲みたいかじゃなく、なんか良い感じかもうっとり、ということもあります。
 
体は飲みたいと言ってないのを自覚のうえで、
よっしゃ窓辺でココアのカップ抱えてアンニュイ気取るどー!
なら、それで問題ないと思うんです。
 
が、自覚したとたん、あ、やめとこ、と思えるなら、体の声優先に聞いてみる。
ねえ、いま、なに飲みたい?
 
最近の私の体は、だいたいこう答えるんです。
 

 
「お湯」
 
 
マジで。
 
お湯が飲みたいなんて、風邪で具合悪いMAXなときの嗜好ですよ。
そりゃ確かに実際のところ、元気パンパンとは言えないんですけども。
 
……随分とわたしは、自分の健康状態を過信し、無理していることそのものにも気づかないで、ここまで来たようです。
 
いい加減気づけよと、体が贈ってくれたメッセージを、今は真摯に受け止めて、今後は生きていきます。
と、しみじみ宣言してみる。
 
 
本日はおこしくださりありがとうございます。
 
 
 
なにごとのおはしますかはしらねども かたじけなさになみだこぼるる    西行
 
 
 
 
 
 
 
 

 
あそうそう、禁酒セラピー、ズルして最終章は入院中につい読んでしまいました。
 

それによりますと、禁酒前に、最後の一杯を飲み干すという儀式がありまして。
しかも、これは一番不味いと思う酒を選べと。
 
 


…………。
 
 

……………………。

 
 
………………………………。
 
 
…………………………………………。

 
 
あぁ!? 冗談じゃねえぞそんなの!!
 
最後の一杯なら純米大吟醸山廃仕込みを飲ませろっつの!!

 
 
個室だからといって、つい不用意に叫んでしまった、入院中の昼下がりのことでした。
 
全て納得するまで読んじゃいけない、というのもやはり理由があってのことですね。納得。
 
読むんじゃなかった。
 
 




 
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2013年2月23日 (土)

禁酒セラピーを読んでみた(1)

甲状腺の全摘手術をきっかけに、お酒をやめようと考えました。
 
それまでの私は、子どもたちを寝かしつけたあとのビールが習慣になっておりまして。
これが、寝かしつけ、なんて言いましたけど、
 
「ママは仕事があるから!」
 
と絵本も読まずに子どもたちだけで寝かせ、自分はビール片手に洗濯物を畳んだり家計簿を付けたり、というのが実状でした。
 
もともと風呂上りのビールを楽しんだりはしていたものの、夫が単身赴任になってからは、忙しさからくるストレスでしょう、毎日飲むようになっていました。
子どもたちとゆっくりと一緒に絵本を読みたいと思う自分と、やってられっか酒だ酒! と肩をゆらし凄んでみせる自分がせめぎあい、毎晩後者の圧勝。
だけど、罪悪感というか、
 
なにやってんだろう、自分。
 
という思いで気持ちが暗くなる。
 
酒量は350ml缶を1缶。年のせいか何なのか、3人目出産以降はめっきり酒に弱くなり、500mlでは吐いちゃいます。350mlでも体調によっては飲みきれない。
そんならもう、最初から飲まなきゃいいのに、飲まずにいられない。
 
手術の案内を読んだら、術後1年間はアルコールは控えるように書かれていました。
こりゃ潮時だ、良い機会だと、amazonで『禁酒セラピー』を購入したわけです。
 
結論から言うと、私は、この本によっては禁酒することはできません。
 
ただ、著者が後半で、
「私が本書を記した目的はただ一つ。あなたに正しい考え方を知ってもらうことです。」
と書いているのですけども、それなら達成されたよな、と思うのです。
 
酒に関しては、著者の言うことに承服しかねる。
が、何かに依存してしまう、中毒してしまうということについて、正しい考え方を知ることができたと思うから。
そのおかげで、術後から1ヶ月以上、アルコールは口にしていません。
 
お酒をやめたいのにやめられない、という人には、読む価値は間違いなくあると思います。
 
にもかかわらず、私はこれで禁酒はできない、というのはですね、最後の章を読んで禁酒に至るためには、
「お酒に関する疑問がすべて解けた人は、最後の章に進んでください。」
とありまして。
 
疑問が、解けないんですよ。
 
私だけじゃなく、大方の日本人なら「んん?」と引っかかるんじゃないか、と思う箇所が一部あるんです。
こういう石ころが落ちててつまずくけど、そこ以外は良いところですよ~、というガイドにでもなればというわけで、以下に抜粋。著者は、お酒をやめられないのは精神力の問題ではなくて、お酒に騙されているのだといいます。お酒について間違った思い込みをしているのだと。
 
p88~89
お酒とは、果物などの自然の食物が腐敗の段階を越えて発酵したものです。つまり、
お酒は体にとっては毒で、味もひどいものなのです!
 
ここ、ご丁寧に太字になってます。
けどもですよ。味噌や醤油、納豆、鰹節など発酵食品を日常的に食べている私が、ここで「なるほど!」と膝を打つかつったら、打つわきゃない。打つわきゃないんスよ奥さん。
 
 
こういう本では、正直言って、科学的に正しいかどうかはどうでもいいと思っています。
要は「その気」になれりゃいいんだと。
だから、発酵が腐敗の段階を越えたもの、というのが科学的にどうかとか、そういうことを問題にしたいんじゃなく。
 
発酵したものだから、体に毒で味もひどい。
というご意見に、私は承服しかねる。
味がひどい、に関してはまた後で書きますが、毒かどうかは、そりゃあそうかもしれません。
けども、発酵したもの「だから」、という点で。
 
一か所こういう「んんん?」というのがあったせいで、その後もちょっと、素直に読めなくなっていったんですけど、著者は最初に、この本の内容も疑いながら読んでとおっさっているので、まあいいんでしょう。
引っかかりながらも、とりあえず先を読みます。
 
著者はこのほか、お酒そのものが楽しいというのは間違った思い込みである、と言います。
試しに、なるべく気分が普通な時に、ひとり静かな部屋にこもり、お酒を飲んでみましょう、と提案します。純粋にお酒のみを、美味しいと感じ、楽しい気分になれますか? と問いかけます。
読んでいたのは入院中だったので実行はできませんが、イメトレはしてみました。
 
 
………………。
 
音楽もなく、薄暗い部屋に、純米大吟醸……山廃仕込み……一升瓶を抱えて、いや、五合瓶でも構いません、それとお気に入りのグラスを使っては「お酒そのものを楽しんでいるわけではない」ということになりそうなので、ここはファミレスのクーポンでもらったマグカップにしましょう、ああこんな良いお酒にもったいないけどさて置いて、そいつを片手に、部屋に一人、こもります。
 
真ん中に座り込み、日本酒の瓶を傾ける。 

……と、と、と、という音と一緒に広がる、バナナかパイナップルかメロンか、というフルーティーな吟醸香。
 
深々と吸い込んでから、そーっと口をつけ、一口、すすりこむ。
 
………………。
 
く~~~~~~~~~~~~~~~~!!!
そうだ、退院したら、純米大吟醸買おうっと。
 
 
あ、うん。
じゃなくて。
そうじゃなくて。
 
いや、でも、そうです。
お酒そのものを、美味しいと、楽しいと感じることは、弱ったことに、できちゃいます。
 
ただ、これは著者のおっさるとおり、長くは続かないでしょう。
純粋に楽しめるのは、私の場合では、おそらく最初の1~2口が限界、その後は酔っぱらってしまいます。
 
けど、やっぱり純米大吟醸、間違いなく、美味しい。
できることなら著者の胸倉つかんで、この美味しいお酒を口に流し込んでやりたい。いや、それも嘘です。そんなの、もったいないもん。
 
けども、いままで毎日のように飲んでいたお酒は、本当に美味しいと思っていたわけじゃないな、と気付かされました。
ビールって言いましたけど、それは便宜上で、本当はいわゆる第三のビールです。それだから不味いという話ではなく、私は、日本酒の味が大好きだったんだよなあって思いだしたんです。
でも、美味しく飲める量も時間も限られている。酔っ払っちゃって気持ち悪くなるから。それならと、アルコール度数の低いものに流れていって、お手軽なビールに落ち着いていたんですね。
 
そうじゃなく、本当に自分が美味しいと感じたものを飲もうよ!
もっと純米大吟醸を楽しもう!
 

 
うん、ええと、だから、そういう結論じゃあ、よろしくないんですよね。
続きはまた来週。
でも本当に、退院からここんとこ1ヶ月以上、お酒は飲んでないんですよー。
 
本日はおこしくださりありがとうございます。
 

なにごとのおはしますかはしらねども かたじけなさになみだこぼるる   西行
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2013年2月 9日 (土)

入院のまとめ。費用のこと

甲状腺全摘出しました。
今回は生臭く、費用のこと。
 
わたしの場合、もともと腫瘤で半分摘出することになっていたところへ、バセドウ病を発症しました。
妊娠を強烈に希望してもいたので、それなら全摘出、となったんですが、バセドウ単発なら、必ずしも全摘手術ということではないらしいですね。 
薬で抑えて通常の生活も可能だそうで、だから全摘のほうが完治するとしても、費用の面やら何やらで、迷うこともあるらしい。
もちろん費用だけではないでしょう。わたしはどちらかというと、一生ホルモン剤を飲み続けなければならないことが、重たかった。
が、まあともかく本日は、費用の話。
 
今回の入院一週間でかかった費用なんですが、室料差額、診断書料などを引くと、窓口負担は9万円弱でした。
これは、あらかじめ「限度額適用認定証」の交付を受けてたから。
お給料が高いひと(所得の区分が上位)は、もう少しお高い金額になるはずです。月収が50万円越えてたら上位になってる可能性があるかと。
 
手術など、高額の医療費がかかることが想定されるときは、あらかじめ申請して「限度額適用認定証」の交付を受けると、一時的とはいえ大きな出費を避けられます。そうです、けんぽの回し者です。嘘ですが。
 
これを持ってなかったら、窓口負担は16万円弱といったところでしょうか。
もちろん後日、高額療養費を請求すればお金が戻ってきて、結果的に自己負担額は同じになるんですけどもね。
 
手術にかかる費用はそれくらいとして、甲状腺を全部摘出するわけですから、術後はもれなく甲状腺機能低下症になります。

一生、お薬で補っていかなくちゃいけない。

これはもう、本当に抵抗がありました。
なにぶん忘れっぽいので、飲み忘れたり、飲んだことを忘れることも多かろうと、怖かったし、飲み忘れちゃいけないというストレスを思うと、重かった。
けど、秤に掛けたら、そりゃあ全部摘出してスッキリしたかった。
 
現在、チラージンというお薬を毎朝2錠。
心配していた飲み忘れは、飲まなかったらからといって直ちにどうこうっていうものではないらしいです。
昨日飲み忘れたからといって今日2日分飲むのはダメ、とあるので、あれ今朝薬飲んだっけ? という日は、倍量飲んでしまうよりは、1日飲み忘れたほうがいいということでしょうし。
一週間くらいは平気だとか。
費用は、今回1ヶ月分もらって3900円かかりましたが、これには検査費なども含まれています。
明細を見ると、厳密に投薬のみだと自己負担額は500円ちょい。
いまはまだ摘出したばかりなので、薬の量を調整するために多分1ヶ月おきに通院するようです。落ち着いたら、6ヶ月分まとめて処方もしてもらえるらしい。

まあスタバでコーヒー1杯分、ミスドで飲茶セット食べるより安いくらい、て感じでしょうか。文庫本や漫画本1冊を我慢するくらい。

 
 
…………。
 
 
我慢しないがな。
 
や、だって退院してからお酒全然飲んでないんです。
毎日缶ビール飲んでた頃に比べたら、お薬代なんぞ軽く浮いているじゃありませんか。

というわけで、次回は『禁酒セラピー』を読んだよの巻。
 
でもホント言うと、靴下4枚重ね履きの話もしたくてうずうずしている。
 
本日はこのへんで。
おこしくださりありがとうございます。
ではごきげんようごきげんよう。
 
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2013年2月 2日 (土)

入院のまとめ。自宅安静のこと

主婦にとって、自宅は職場です。
しかもかなり苛烈な職場。
たとえば「癌だと言わざるをえません」と病院で言われてきた当日なら、たいていの職場なら「今日はもう帰って休んでいいよ」と気遣われもするのでしょうけど、自宅という職場にそれはない。小さい子どもがいれば、そりゃもう確実に。
食事は作らなくちゃだし子どもたちを風呂にいれなくちゃだし、洗濯をして保育園の支度をして、寝かしつけようとすると娘6歳は何故か歯を磨きたくないと言いだし、息子3歳は突然お腹が痛いと言いだし布団のうえであおむけ噴射ゲロ、娘1歳がハイハイして寄って来たので、ゲロ海に障らせまいと慌てて怒鳴ったもんだから大泣き。

泣きません。ゲロの後始末がすべて終わるまでは。
ついでに言うと、以上のような話を聞いて、
「きっと子どもたちも、幼いながらに何かを感じ取ったんじゃないかな……」
と切なそうに頷いてみせる人はわたしのお友達じゃないと思います。
とりあえずゲロは違うだろうよと。

え、さておき。

入院前のことですが、休暇を申請する都合上、一週間の入院プラスその後の自宅安静期間はどれくらいなのか、あらかじめ担当医師に確認しました。
これが「術後4週間」。

えええそんなに長いんですか?
 
ひとによっては、事務仕事なら1~2週間で復帰する人もいるけど、それは快復状態を見てから、とのことなので、職場にはともかくおよそ1ヶ月の休暇申請をしたんです。
ただでさえ忙しい時期なのにご迷惑をかけます……と頭をかきながら。
 
入院してすぐ、休暇申請のための診断書の件で再確認する必要があり、たまたま担当医師以外の、回診でやってきた医師に話をしたところ、
 
「1ヶ月? この手術でそれは長すぎ休みすぎ(笑) 僕なら1週間で診断書出せますよ」
 
なんですと?
 
「なんなら診断書、書きましょうか」
 
と言われ、思わず乗りかけました。
 
なにしろまだ入院して荷ほどきを始めたくらいのタイミングだったので、自分の体の心配よりも、仕事で迷惑をかけることで気が重かった。退院後1週間なら入院の1週間と合わせても1ヶ月の半分で済む。こりゃありがたい、と思ったんですが。
 
いや待てよ、いま初めて顔を見る医師の言うことに乗っかっていいもんかと。担当医師は考えがあって術後4週間と言ったのじゃないかと。
で、担当医師に相談して必要になったらお願いします~、ということにその場はしておきました。
 
これは、あとあと身にしみましたが、正解でした。
 
退院後1週間で仕事に復帰?
はぁぁぁあ?
仕事じゃ1日ほぼ座りっぱなしだったアラフォーの体力過信すんなよ?
 
てなもんです。
 
体力、なかなか快復しない。すぐ過呼吸になる。
お散歩の必需品はスマホにイヤホン、小銭入れとほぼ日手帳にビニール袋(過呼吸になったら口にあてる用)ですよ。
 
つか、ねえ。
自宅で安静ってね。あの「長すぎ休みすぎ(笑)」と言った男性医師はご存知ないのかもしらんがですね。繰り返しになりますがね。
 
主婦は自宅が職場なんだす。
職場で安静て。あはは。や、すいません、ちょっと、おっさる意味がわからない。
 
退院後、すぐに家事育児の職場に舞い戻って働き、1週間でもうひとつお座敷増やすとか。出勤するとか。もちろん出勤したからといって自宅というお座敷の仕事がなくなるわけでもない。
いやあ。
ごめん、ムリでした。
診断書の療養期間をきっちり使ってから、お給料が出る方の職場には復帰します。
いま自分の体にムチうって無理して働いたところで、それでまた体壊したら何ぼ何でもアホらしいです。
 
まあその、今回も非常にやくたいのない話でしたが、腫瘍+バセドウ病で甲状腺全摘出の手術を受けたこと、どなた様かの、なにかの参考になることでもあればと、少しずつまとめてまいります。
 
次回は、入院費用のこと。
と予告しておきながら、冷えとり靴下4枚重ねばきの話をするかもしれまへんが。
 
本日はおこしくださりありがとうございます。
ではごきげんようごきげんよう。
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2013年1月18日 (金)

医学的な証明。

先週に、無事退院しました。
 
一ヶ月ほど仕事を休むのですが、入院前には、腫瘍の検査のため数日お休みをいただいておりました。
腫瘍の検査をするうち、バセドウ病が発覚し、甲状腺の摘出は腫瘍のみなら半分で済むところが、全摘出手術とあいなったわけなのですが。
これが、職場の休暇制度にひっかかりました。
 

ひとつの病気について取得できる休暇日数が限られており、わたしの場合、入院前の腫瘍で休んだ数日とは別に、手術とそれ以降の療養期間は、新たに発覚したバセドウ病でお休みさせていただきたいと申請したところ、
「腫瘍とバセドウ病が違う病気だという証明が必要」
という話に。
 
病気のため休暇を取る場合、不正取得防止のために手続きが厳密になっているのは承知しておりました。
だもんで、
「や、腫瘍とバセドウ病って、名前からして違うじゃないですか」
では通らないんです。
 
 
「腫瘍が悪化した結果、バセドウ病という病名になったのではないか。
 その場合、同じ病気が悪化しただけなので、
 休暇日数は腫瘍とバセドウ病と同じ枠で考えてもらわないといけない」
 

出世魚ですか。
 
ハマチ→メジロ→ブリですかと。
 
 
病院に相談したところ、「悪化した結果……」「同じ病気が悪化しただけ……」については、
「それは全然違いますねっ」と一笑に付されました。
が、バセドウ病と腫瘍は違う病気であるという証明については、バセドウ病のため全摘出になるのは事実だけど腫瘍で検査していたのも事実だし……と、なかなか話が進みません。
結果的には、腫瘍じゃなくバセドウ病で全摘出だよ~という内容の記載を診断書に追記することで、了承されました。
ちなみに仕事に復帰する際も、証明書が必要です。
 
やれやれと肩の荷がおりたところで、主張したいことがひとつあります。
 
手術の後遺症で、声帯に麻痺が残り、そのため声が枯れております。
これは、数か月は治らないとのことです。
 
摘出した甲状腺は、声帯を動かす神経を巻いていたのですが、この神経が細かったため、手術の影響が残ってしまった、との医師からの説明でした。
 
 
つまり、現在のわたしのニューハーフ声は、
 
 
 
 
わ た し の 神 経 の 繊 細 さ の 医 学 的 な 証 明 で あ る わ け で す よ !
 
 
 
と、あちこちに主張しているんですが、まともに取り合ってもらえません。
ちぇ。

2013年1月10日 (木)

ラジオ体操どうしよう。

予定どおり退院できることが決まりました。
入院にあたって、持っていって便利だったものや、あればよかった持っていかなくてもよかったとか、今後入院するかもしれないときに参考になることを、あとでまとめるつもりなんですがね。
 
 
激しい運動はまだムリだけど、ウォーキングなんかはどんどんやって良しだそうで、早速、体力回復にむけてラジオ体操をしようと思ったんです。
 
とはいえ、うろ覚えなので、こんなときのニコ動、とラジオ体操を検索したところ、それどころじゃなくなったので以下にリンクを貼っておきます。


【ニコニコ動画】忙しい人のためのラジオ体操第一
最初、何の事だか理解できませんでしたが。
これとあわせて、踊ってみた(やってみた、か)も見ると腹筋の訓練になるかもしれません。
わたしは、傷口開きそうな気がして最後までは見ませんでしたけど。

【ニコニコ動画】ラジオ体操第一を短調にしてみた【ラジオ大葬 Die 1】
意外と踊れます。
アンニュイな顔でどうぞ。
あ、つか、ラジオ体操っていつも思うんだけど、「踊る」でいいのかしらん。

【ニコニコ動画】20070605 ドアラの変なラジオ体操
ドアラ、好きなんで。
もし私の生涯でムーミンに出会うことがなかったら、いまごろ私の部屋に飾られているのはドアラグッズだったと言っても過言ではないほど好きです。
すいません、ちょっと過言です。
 
 
いま心配なのはですね……
 
笑うのをこらえてブホォッてやったときですね、なんか、喉の傷口から、入っちゃいけないとこに空気が入っちゃったような感覚があることです。
や、そんなバカなと思いますがね。

今度はちゃんと、入院中のことなんぞをまとめます。

ではごきげんようごきげんよう。

より以前の記事一覧